緊急事態宣言6都府県に 首相「五輪、原因になっていない」新規感染1万人超え最多更新

 政府は30日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、感染が急増している埼玉、千葉、神奈川、大阪4府県への緊急事態宣言発令を決定した。北海道、石川、京都、兵庫、福岡の5道府県にはまん延防止等重点措置を適用する。いずれも8月2日から31日まで。宣言を発令中の東京都と沖縄県の期限も8月22日から31日に延長する。国内の新規感染者は1万743人となり、3日連続で過去最多を更新。感染力の強いデルタ株が広がり、東京五輪開催の傍ら広い地域で国民の行動制限を強化する事態となった。

 菅義偉首相は記者会見で、デルタ株が猛威を振るっているとして「これまでに経験したことがないスピードで感染が拡大している」と危機感を表明。「夏休みやお盆の時期を迎えるが、不要不急の外出や移動の自粛をお願いする。外出が必要な場合にも極力慎重に対応していただきたい」と協力を呼び掛けた。一方で、水際対策を徹底しているとして東京五輪・パラリンピックは「原因になっていないと思っている」と説明。ロックダウン(都市封鎖)を求める声があることについて、海外では都市封鎖をしても感染拡大が抑えられなかったとして「日本においてはロックダウンの手法はなじまない」と否定的な見解を示した。

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