サンモニ関口宏 感染症専門家「ご自宅で苦しむ方が増えてくる」予測に「弱ったなー」
TBS系「サンデーモーニング」が1日、新型コロナウイルスが爆発的な感染を見せている状況を伝え、司会の俳優・関口宏が「何か今、空気は決して止めるっていう方向へいってませんね。これだけの感染者が出てるのに、いっこうに止めるの空気が出てこない」と不思議そうに話した。
国際医療福祉大学感染症学講座主任教授・松本哲哉氏は「政府の方からの発信も危機感は感じられませんし、(感染者は)20代、30代確かに若い方が多い。こういう人たちが悪いと言ってるわけではないんですけど、それなりに動いていると、どうしても今までと比べて感染力が強まってるデルタ株だと簡単に感染してしまう。そういう意味では活動がだいぶ活発になってきている中で抑え込むのは、今のところ難しい状況だと思います」と解説。
松本氏はさらに、毎日新聞論説委員・元村有希子氏のピークはどこまでいくのか、医療はどうなっていくのかとの質問に答え「残念ながら今抑える要因がないので、このまま抑制がきかなければ今月中に7000人、8000人というぐらいの数字も十分あり得ると思います」と話した。
そうなると、保健所はさらにコントロール不能となり「多くの人たちが感染したまま自宅療養される方がどんどん増えていって、いわゆる入院調整中という方が積み増しされていくことになっていく」と見通した。
政府の対策ではなく「どこかのタイミングで多くの方が危機感を感じて、行動にも抑制がかかって」このままずっと冬までということはないとしながらも「今しばらくはなかなか難しい状況ですし、結局多くの方が感染したまま、ご自宅で苦しむ方がどんどん増えてくるんじゃないかというふうに思います」と悲観的な予測を示し、関口は「弱ったなー」と、つぶやいた。