進次郎大臣 五輪・韓国に「懸念」報道された「Vブーケ」「福島の食」魅力アピール
小泉進次郎環境相が1日付ブログで、東京五輪の表彰式でメダリストに渡されている花束「ビクトリーブーケ」に関して「東日本大震災の被災地で育った花が使われています」と説明した。
「福島県のトルコギキョウとナルコラン、宮城県のヒマワリ、岩手県のリンドウです。花を支えるハラン(緑の葉)は東京都のもの。パラリンピックでは宮城県のヒマワリに代わって、バラが使われる予定です」と伝えた。
「元々海外への持ち帰りの課題から、ブーケ自体を無しにしようかという話しも出ていたのですが、これだけ豊かな日本の花の魅力を世界にブーケという形で発信したいと強く願う花の生産農家をはじめ関係者の皆さんからの思いを受け、当時(2017年)農林部会長だった私も、関係者の皆さんと相談したことを思い出します」と、これまでの経緯も明かした。
表彰式にアクセントをくわえていることに「メダリストが表彰台でブーケを持っている姿を見て、きっと農家の皆さんや花の流通に関わる皆さんは喜んでくれているだろうなと思い、私も嬉しくなりました(ヒマワリが好きな私としては宮城県のヒマワリが採用されたことも嬉しかったです)」と記している。
ブーケを巡っては、韓国メディアが「放射能の懸念」などと報じ、物議を醸している。
また韓国では、選手村の韓国選手団に弁当を用意するため自国で給食センターを設置したことを巡り「福島県産食材への懸念」などと報じられた。
小泉環境相は7月28日付ブログでは「福島の食の魅力と東京オリンピック」と題して、福島で試合があったソフトボールの米国監督が「福島の桃を絶賛してくれました。コロナ禍の無観客で、福島が美しく、安全なことを世界に伝えられなかったことも残念だとも言ってくれました」と感謝を記している。