松岡修造、競歩会場で「歩くってこんなに大変なのか」過酷レースに心揺さぶられる

 プロテニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造が6日、テレビ朝日系で放送された東京五輪・競歩男子50キロが行われた札幌から中継で登場。勝木隼人の号泣インタビューを終え「僕も本当につらい」と選手の心情に心を寄せた。

 レース中、嘔吐する選手も出るほどの猛烈な暑さの中、選手が必死に歩き抜いた。レース中継を終えた松岡は、会場の札幌から登場すると「みなさん、どう感じていらっしゃいますか?ここで見ていて、歩く事ってこんなに大変なのか、前に進むって大変なんだって心、感じ動かされた」と神妙な面持ち。

 「選手はゴールしてみんな、車いす、泣いている選手もたくさんいる。全てを出し切って…」というと、6位入賞の川野将虎は「目の前の医務室に運ばれて、インタビューもできない状態です」と、その過酷さを伝えた。

 そんな中、レースを終えた勝木隼人がインタビューに応じ、「応援してくださった方には申し訳ない」とコメント。松岡は「申し訳ないと思っている人、1人もいないですよ。『やる気元気勝木』って自分で言ってたじゃないですか。全て出し切る歩きを見ました」と声を掛けると、勝木は号泣。「そうですね。そういった声も頂いてもっと頑張れると思ったのに…」と涙は止まらなかった。

 この涙に、インタビューを終えた松岡は「ああ…本当に。僕もね、インタビューをしていてつらい」と、自分を責めてしまう選手の姿に複雑な表情を浮かべ「すべてを出し切っている」と勝木の歩きを称賛していた。

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