倉持医師 電話「一日中鳴り止まずおかしくなりそう」五輪開催は「正直狂ってる」
日本テレビ「ミヤネ屋」、TBS「ひるおび」など多数のテレビに出演している宇都宮市「インターパーク 倉持呼吸器内科」の倉持仁院長が7日、ツイッターを連続投稿。クリニックに電話が殺到し、「一日中鳴り止まずおかしくなりそうです」と悲痛の叫びを上げた。
栃木県は4日に過去最多の178人の新規感染者を確認。6日には138人と高い水準となっている。
倉持医師は「基礎疾患のない20歳の方でも肺炎になり、入院できないでいる。歩くのも壁につかまり精一杯で食事も取れない。このような方が入院なかなかできないのに、オリンピックをやっているのは正直狂っていると思ってしまいます」と吐露した。
さらに「クリニックではもはや電話をお受けすることができません。一日中鳴り止まずおかしくなりそうです」と訴えた。
また東京都の「入院率9.9% 数日前まで13%だったのに、今は戦後最大の日本の危機なのに、オリンピックで正しい情報が伝わらず、知らない人々が次々感染し、大変なことになる。政治による日本最大の人災」ともつづり、危機感を募らせた。
この4時間前には「さらに人流を減らすことができるように一層取り組んでいきたいといいながら、パラリンピック有観客をやろうとしている。もうだめだ。現実を正しくみる力がない。リスク評価が微塵もできない。国民の為に働かない内閣。むしろ国民の命を危険に晒している。いる意味がない」と投稿。6日に菅義偉首相が24日開幕のパラリンピックの観客について「今後の感染状況が判断材料になる」と話したことを批判した。