河村市長 メダル噛んだ後の失礼発言を地元局が公開「できゃ~な」「あんた」「アップに耐えれる?」

 名古屋市の河村たかし市長が4日に表敬訪問に訪れた東京五輪・ソフトボール女子の後藤希友投手(20)=トヨタ自動車=の金メダルを噛んだ問題。地元の東海テレビが7日、表敬訪問の詳細を映像で伝え、約11分にわたる動画もネット上で公開し、さらなる批判が集まっている。

 河村市長は後藤投手に「できゃ~な」(でかいな)という言葉を連発。さらに日頃からそういう口調なのか、「あんた」と呼び、「女のソフトボールやっとるやつは」と、謝罪会見で釈明した「フレンドリー」のはき違え発言を連発した。

 また、「是非、立派になっていただいて。ええ旦那をもらって。まぁ旦那はええか?恋愛禁止かね?」と激励のつもりなのか、意味不明な発言。後藤選手も思わず沈黙していた。

 金メダルをかじる問題の場面の前には、後藤選手から「(メダルを)持ちますか?」と言われ、「せっかくだから、かけてちょうだい」とリクエストしており、首にかけてもらうと、「重てゃ~な~、本当に、これ、重てゃ~ですよ、こうやって…な?」と突然、メダルをガブリと口に入れた。

 唾液を拭き取ることもせず、そのままリボンをクルクルと巻き付けて、後藤投手に返却。ご機嫌な様子で後藤選手の隣でマスクなしでしばらく話を続ける場面も。さらには「あんた、せっかくやで」と投球ポーズまで要望していた。

 最後は2ショットでの記念撮影となったが、「ええですね、こういうワイルドさが。な、素晴らしい。元気な女の子は最高だわ」と意味不明な発言後、カメラが後藤選手に近寄って顔と金メダルのアップ撮影を続けていると、「お~、アップに耐えれるかな」。自分も映っていると思っての自虐なのかもしれないが、隣にいた後藤選手に聞こえているとすれば、失礼極まりない発言を繰り出していた。

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