小倉智昭氏 東京五輪「若い人にチャンスが巡ってきた」メダル予想の結果は
東京五輪が8日、閉幕し、デイリースポーツと小倉智昭キャスター(74)による恒例の「メダル予想対決」の結果が判明した。小倉さんが「金24、銀32、銅28の計84」としていたのに対して、デイリースポーツは「金36、銀17、銅28の計81」で、実際は「金27、銀14、銅17の計58」。各メダルの個数、総数などから引き分けで、対戦成績はデイリースポーツの3勝1敗4分けになった。
ドローの結果に、小倉さんは内訳を基に分析した。「金の数でデイリーさんは14的中していて、私は10。メダルの総数では金銀銅に関係なく40当てて、デイリーさんは38。ほぼイーブンで勝ち負けはつかないです。選手がそれ以上に頑張りました」と語った。
過去最多となる58個のメダルを獲得した日本勢。躍進について「一年延期になったことでベテラン勢に影響が出て、逆に若い人たちにチャンスが巡ってきた。特にスケートボードとか。地の利だけでは片付けられない新種目の活躍が大きかったですね」と説明した。
東京五輪はフジテレビの情報スペシャルキャスターとして、連日各会場に足を運んだ。柔道、卓球、野球、ソフトボール、スケートボードなどの金メダルを目の当たりにしたという。「五輪そのものは選手の活躍によって大成功だったと思います。ただトータルで見て、いろいろな会場でスタンドや施設、トイレの数を見たりしてもったいないなと思いました。ほとんど使われていなかったので。あと気になったのが、選手がインタビューのとき、同じように最初に『五輪を開催してもらい、ここにいられることに感謝します』などと言っていたこと。選手が一番気を使ったと思います」と感想を口にした。