五輪閉会式 まるで花火大会 会場周辺に人が密集 急きょ人流規制に地元住民怒り
東京五輪が8日、17日間の会期を終えて閉幕しました。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない緊急事態宣言下での無観客開催。異例となった大会では、競技の熱戦やプレー以外でも、さまざまな出来事が話題を呼んだ。
東京五輪の閉会式が8日午後8時にスタート。会場となった国立競技場周辺ではフィナーレの雰囲気を味わおうと多くの人が密集して集まり、沿道には人があふれ返った。
競技場の周りはフェンスで囲われ、至る所に警察官が配置される物々しさ。競技場を撮影しようとする人に対し警察官は「速やかに移動を」「立ち止まらないでください」などと声を張り上げ注意を呼びかけたが、周辺は人でごった返した。
花火待ちで撮影の場所取りをする人、浴衣姿でラムネを手に歩く人、路上飲みをしながら開始を待つ人など。まるで花火大会のような光景が随所に見受けられた。
あまりの人の多さに、警察はJR千駄ヶ谷駅、地下鉄銀座線外苑前駅から国立競技場へとつながる道を一部規制し人流を抑制。これにより地元住民が帰路につけない事態が発生、「なんで俺らがこんな目に合わなきゃならねーんだよ!」と警察官に対して怒声が鳴り響く、異様な光景が広がった。