テレ朝、五輪番組スタッフ10人で打ち上げ飲酒 社員1人がカラオケ店外転落、緊急搬送
テレビ朝日は10日、東京五輪番組担当スタッフ10人が緊急事態宣言下の都内で打ち上げ名目の飲酒を行い、さらに1人が店の外に転落し負傷して緊急搬送されたと発表した。デイリースポーツの取材に対し、同社は、社員は6人、社外スタッフ4人で、緊急搬送された社員はカラオケ店退店時に店外に転落したという。
同局が発表した文書によると、8日の夜に東京五輪番組担当スタッフ10人が緊急事態宣言にも関わらず、都内で打ち上げ名目の飲酒を伴う宴席を飲食店で開催。9日未明に退店する際にスポーツ局社員1人が誤って店の外に転落し、足を負傷して緊急搬送されたという。搬送された社員は現在入院中で、詳細は確認中。
デイリースポーツの取材によると、10人はスポーツ局の社員が6人、社外スタッフが4人。五輪放送に関係する仕事に従事しているディレクターやADらだったという。
テレビ朝日は、事実関係を確認した上でしかるべき対応を取るとしており、「従前より、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から宴席などを禁ずる社内ルールを設け、その遵守を徹底して参りました」というが、「この度、不要不急の外出等の自粛を呼びかける立場にありながら著しく自覚を欠く行動があったことは大変遺憾であり、深く反省しています」「関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び致します」と謝罪した。