河村市長 山下会長から「指導」された 会見中「しょうがないでしょ」発言批判される
名古屋市の河村たかし市長(72)が東京五輪ソフトボール日本代表後藤希友投手(20)=トヨタ自動車=の金メダルを噛んだ問題で、メダルが新しいものに交換されることが決まったことを受け、12日午後、名古屋市役所で会見。「深く反省しております。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
河村市長を後藤選手が表敬訪問したのが4日。翌5日にはJOCの山下泰裕会長から「指導をいただきました」と柔道で言うところの注意、警告をされたことを明かし、後藤選手に謝罪文を書いたとした、
12日午前にも山下会長と話をし、「山下会長も『後藤さんの意向に沿った形で』と言っておられましたけど、あとは山下会長にお任せしとる、ご指導を待っとる、と、そういう風に(会見では)言って下さい、ということでした」と説明した。
新しいメダルの費用を弁償という話になれば「個人で当然負担させていただく」とした。
今回の問題では、ネット上で批判が殺到し、市役所にも苦情のメールや電話が殺到。市長としてイベントなどへの出席も自粛することになった。会見から約30分が経過した終盤、新型コロナウイルスの情報発信や説明なども滞る事態となっていることをどう思うか?と聞かれると、「自分自身のことで誠に申し訳なかった、と繰り返して言うしかしょうがないでしょ、これね」と発言。記者から「しょうがないってどういうこと?そういう投げやりな態度」と指摘されると、「投げやりじゃないけど、まぁ、今回のことは申し訳ありませんでした」と“訂正”していた。
河村氏は4日、表敬訪問した後藤選手のメダルを断りもなく突然噛んだほか、「でっきゃ~な(でかいな)」「恋愛禁止か」「ええ旦那もらって」などと発言。批判が集まっていた。