内田樹氏 「この後、生きるか死ぬかは自己責任」という意味、都民に向けて投稿
神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が13日までにツイッターに投稿し、東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が12日に「制御不能な状況」「自分の身は自分で守る」などの発言があったことに、戦時下の指揮官の言葉を引用して解説した。
内田氏は「戦線が崩壊したり、船が沈没したりするときに指揮官は最後にSauve qui peut 『生き延びられる者は生き延びよ』を宣言します。『もうこのあとはいかなる指示にも従う必要はない。この後、生きるか死ぬかは自己責任』という意味です。『制御不能、自己防衛』というのはそういう意味です」と記した。
別のツイートで内田氏は「東京の皆さんは緊急事態宣言ではなく、Sauve qui peut の宣言下にあるという自覚を持った方がいいと思います。皆さんが感染しても、重症化しても、後遺症が残っても、死んでも、国も都も『これから後は自己責任だ』という告知はした という弁疏をするということです」と行政側は今後はどのような状況になっても言い訳をすると指摘した。