続く大雨 観測史上最大の豪雨 18年西日本豪雨上回る

 停滞する前線の影響で、14日午後も西日本を中心に大雨が続いた。佐賀県嬉野市では、11日からの総雨量が千ミリを超え、8月の平年値の約3・7倍となった。国土交通省によると、7県にある計14河川で氾濫が確認された。前線は本州付近に1週間程度は停滞する見通し。各地で土砂災害や水害が起きており、気象庁は警戒を呼び掛けた。

 国交省によると、佐賀県武雄市の六角川(ろっかくがわ)や広島、島根県境の江の川など14河川が氾濫。各地の自治体によると、福井県の荒川や熊本県の十町川、境川、関川などで氾濫や溢水(いっすい)が確認された。

 この日は、大雨特別警報が佐賀、長崎、福岡、広島の4県に出た。広島県では両市と安芸高田市、北広島町が緊急安全確保を出した。広島市では安佐南区で土砂崩れが生じたり、原爆ドーム近くを流れる中区の元安川が増水した。

 広島、島根両県の地方気象台によると、12日夜から14日午後までに、江の川流域で平均224ミリの降雨を観測。広島市佐伯区などでは14日午後4時までの72時間降水量が400ミリを超え、2018年7月の西日本豪雨を上回り観測史上最大となった。

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