社会学者の古市憲寿氏が１５日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。メンタリスト・ＤａｉＧｏが自身のＹｏｕＴｕｂｅで路上生活者や生活保護受給者の命を軽視する発言をした騒動についてコメントした。

　「ＤａｉＧｏとは仲がいいんですけど」という古市氏は、まず「これは…ちょっと、ごめんなさい。代わりに謝る…というか。僕自身は命に価値付けをしてはいけないと思う」と代わりに詫びた。

　さらに「僕自身は命は大切にすべき、命は平等に大事だと思っている。ホームレスであろうが、どんな犯罪者であろうが、命は平等に大事、って思ってるんですね」と話を続け、「これを機に」死刑制度や人権について考えてほしい、と呼びかけた。

　ファーストサマーウイカはこの問題について、「“メンタリスト”っていうところで、これを言うたらこの人たちどう思うか、って分かってて言うんやったら、何が目的やったんやろな、とか（思うけど）、もしそんなことも考えてへんのやったら、カーって（熱く）なってしまったんかな、って」と話すと、古市氏は「いやー、メンタル弱いんですよ、ＤａｉＧｏ。本当に、いつも落ち込んでいて」と心配。これには、進行役の東野幸治が「それは勝手ですよ」と指摘した。

　ＭＣのダウンタウン・松本人志は「本人はどっか炎上上等でやってたんですよね、炎上したら…、思ったより炎上したらびびっちゃったんかな？」と質問すると、古市氏は「ある程度の炎上はいつも織り込みずみだと思うんですけど、あれはめちゃくちゃ落ち込んでいると思います」とフォローした。

　松本は「俺はもう、１回こういうことがあった人のＹｏｕＴｕｂｅはもう無視した方がいいと思っているけどね。あまりこれで騒いでも、こんなことを繰り返すんかなー、と思う。どっか燃える（炎上）の当たり前、みたいに思ってるんでしょ」と突き放したようにコメントしていた。