コロナ対策、東京都医師会会長が政治家にお願い「知恵を出し合って」野戦病院も提案
東京都医師会の尾崎治夫会長が16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、新型コロナウイルスへの対応についてあらためて政治家や官僚に協力を求めた。
今月15日には東京で4295人、神奈川で2081人、千葉で1374人、大阪で1764人など国内で1万7837人の感染者が確認された。重症者は3日連続で過去最多を更新し、1563人だった。尾崎氏は「本当に今、危機的な状況」とし、国、都などに「議会を開いていただいて、政治家の方、行政に携わっている方が協力して知恵を出し合って、どういう風に立ち向かうのかということをしっかりやってもらいたいと思います」と呼びかけた。
やるべきことは「(新規)感染者を減らす」「感染者を救う」とシンプルに強調。「救う」ために「野戦病院をつくるのが解決策になる」と臨時の病院機能を持った施設の必要性を説いた。視聴者に向かっても「職場、家庭、どんどんどんどん感染は増えてます。第1波の『えたいの知れないウイルスが来た』、ああいう風に考えていただきたいと思います。ぜひ、初心に戻ってみなさんで感染予防をしてください」と強い警戒を呼びかけた。