坂上忍 東京独自の重症基準「こんな数字の出し方ダメ」「実態反映してるの?!」

 俳優・坂上忍が20日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」に出演。東京都が新型コロナウイルスの重症病床使用率について、国の基準とは違う独自の基準で発表を続けていることについて「こんな数字の出し方、ダメなんじゃない?!」と訴えた。

 東京都はエクモ(人工心肺装置)か人工呼吸器を装着している人を「重症者」に限っているが、国の基準ではそれに加え、集中治療室(ICU)や高度治療室(HCU)などで治療中の人を加えた基準にしている。

 東京都の重症者基準については、専門家からも疑問の声が上がっており、坂上は「東京だけ(重症)病床使用率が違うんだよ。こんな数字の出し方、だめなんじゃない?!」と憤りをにじませた。

 そして、「東京は容体急変しても入院できるかも分かんないですし、救急車呼んでもすぐに来てくれるわけではないのは明らかなんでね」と話し、「前から言ってるけど、都の基準って、実態反映してるの?!」と疑問を投げかけ、「東京で今、感染したらどうなるんだろう、って皆さん思っているんじゃないですか」と不安な思いを代弁していた。

 番組では、8月19日時点で、東京都が発表する「重症者」の病床使用率が69・9%だが、国の基準では89・2%であることなどが説明された。(東京都HPの『国のステージ判断のための指標』の項目には、重症病床使用率が1207床に対して1077人で89・2%であることなどが記されている)。

 厚労省のホームページでは全国の病床使用率なども掲載されており、8月13日発表分では、東京都の重症病床使用率78・5%(※8月10日集計時点)などのデータが示されている。

 なお、大阪府も独自の重症者基準で発表をしており、19日の重症病床使用率は51・9%。厚労省の13日発表分(国基準)では35・1%となっている。

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