千葉真一さん訃報に世界中で悲しみ 米アカデミー賞公式ツイッター「レジェンド」
俳優の千葉真一さん(ちば・しんいち、本名前田禎穂=まえだ・さだほ)が19日午後5時26分、新型コロナウイルスによる肺炎で急逝した。82歳。一夜明けた20日、千葉県富津市の火葬場で、次男の俳優・眞栄田郷敦(21)らが見送る中、荼毘(だび)に付された。葬儀は行わず、お別れの会は状況を見て検討するという。
米映画「キル・ビル」(03年)や「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(06年)など、多数の海外作品に出演してきた千葉さんの訃報は海を越え、世界中で悲しみが広がった。
日本時間20日に米アカデミー賞の公式ツイッターは「スクリーンで活躍した50年でシンイチ“サニー”チバは俳優から格闘振付師、そしてレジェンドまで成長した」とその生きざまを投稿。クエンティン・タランティーノ監督と共に撮影中とみられる写真を添えて「六つの武道の黒帯で映画にタフさと深みを与えた」「彼がいなくなると寂しくなる」とコメントした。
映画「グレムリン」などで知られるジョー・ダンテ監督(74)はツイッターで「安らかに眠れ。サニー千葉」と追悼。映画「モータルコンバット」に主演するルイス・タン(34)も「真のアクションレジェンドです。あなたの映画は永遠であり、あなたのエネルギーはインスピレーション」と功績をたたえた。