吉村知事 横浜市長選でIR反対の山中氏勝利「大阪影響ない」コロナ対策で信任と見解

 大阪府の吉村洋文知事が23日、大阪府庁で会見。22日の横浜市長選でカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致に反対する元横浜市立大教授の山中竹春氏(立憲民主党推薦)が初当選したことについて、IR誘致を進める大阪への影響を質問された。

 吉村知事は「横浜の市長選挙の結果なので、大阪のIRに何か大きな影響が出るものではないと思っている。首都圏のIRの状況が大阪・関西、ほかにも手を挙げている九州の長崎などに影響が出るものではないと思う。もともと(菅義偉首相が全面支援した前国家公安委員長の)小此木(八郎)さんも横浜ではIRはしませんと言って手を挙げていた」と見解を示した。

 また、「今回の横浜市長選の中心になったのはコロナ対策だと思う。これだけ(感染が)首都圏、神奈川、横浜もそうだけど急拡大した。コロナの専門家として訴えられた山中さんが、横浜市民の大きな信任を得られたのではないかと思っている」とコメント。

 「大阪のIR統合型リゾートはしっかり進めていきたい。どういうIRにするのかというのを含めて、(大阪府民・市民は)カジノの懸念もされてると思うが、ギャンブル依存症対策であったり課題を克服しながら、プラスの面も非常に大きいので、効果を含めてどういったものができるのか丁寧に説明しながら進めていくことが重要だと思う」と説明した。

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