古市憲寿氏、尾身氏怒りの訴えに「政治家になっちゃった」
社会学者の古市憲寿氏が26日、フジテレビ系「めざまし8」で、政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が衆院厚労委員会でバッハ会長の再来日を猛批判したことに「尾身さんがついに政治家になっちゃったと思った」との印象を語った。
番組では尾身会長が衆院厚労委員会で、バッハ会長の再来日に「人々にテレワークを要求している時にまた来る。あいさつが必要ならなぜオンラインにしないのか」「銀座も1回行ったでしょと。一般市民としてそう思う」と強い口調で訴えていた姿をVTRで伝えた。
これに橋下徹氏は「これは感覚的には同じ。バッハさん来られて感染拡大はまずあり得ないですが国民感情ですよ」と尾身氏の怒りを理解。「政治がリーダーシップを発揮してない、襟を正していませんよ」と訴えた。
一方で古市氏は「ぼくは、一国民というより、むしろ尾身さんが政治家になっちゃったと思う」とコメント。「感染症の専門家としてよりも、今バッハに来て欲しくないという気持ちは分かるが、みんなの分かる気持ちに寄り添って、そこに感情的に批判するっていうのは、専門家のすることではなく、政治家のすることなのかなと」と語った。
バッハ会長のリモートを訴えるのであれば、尾身会長自身も「リモートでいいじゃないかと…」とも語り、「感情的になったのはちょっと得策じゃなかったのかな」と述べていた。
その後、橋下徹氏からは、尾身会長はこれまでも政府の委員会などはリモートでと訴えていると付け加えられていた。