ジャニーズWEST小瀧望 主演舞台初日に天国のメリーさんに誓う「最後まで全力で」
ジャニーズWEST・小瀧望(25)の主演舞台「検察側の証人」(28日~9月12日、世田谷パブリックシアター。以降兵庫、大阪でも公演)が28日、同所で初日を迎えた。小瀧にとっては第28回読売演劇大賞で新人を対象にした杉村春子賞と優秀男優賞に輝いた「エレファント・マン」(20年10月)以来の主演舞台となる。
アガサ・クリスティの不朽の名作を新翻訳。美青年レナード(小瀧)が殺人容疑で起訴されることで巻き起こる法廷ミステリー。小瀧は無罪を主張するものの、不利な状況証拠や証言に追い詰められるレナードを、迫真の演技で表現している。
過去には菅田将暉(28)らが受賞した杉村春子賞。自信につながったかを問われると「いや~全然。まぐれというか皆さんでいただいた賞。(前作の演出)森(新太郎)さんからも『賞は一回忘れろ』と言われた」と苦笑い。ただ、重圧はあったと明かし「プレッシャーを今やっと取っ払えた感じなので、思いっきりこの作品にぶつかっていきたいです」とすがすがしい表情で話した。
今作にかける強い思いを「成長という意識は持たずに、常に高みを目指していく。もっと貪欲にっていうのが、僕が今できることなのかなと思います。一日一日大切に作品に向き合っていきたいです」と吐露した。
14日に死去したジャニーズ事務所名誉会長の藤島メリー泰子さんには一度、グループ全員でご飯に連れて行ってもらったという。「天国でもエンタメを楽しんでいただきたいです。(本舞台も)多分見に来てくださると思うし、全力で最後まで頑張りたいと思います」と天国のメリーさんに誓った。