古市憲寿氏「都知事の思いつきに職員が翻弄」予約なし接種が抽選で「本当にちぐはぐ」
社会学者の古市憲寿氏が30日、フジテレビ系「めざまし8」で、東京都が若者を対象に渋谷で行っている予約なしでのワクチン接種について「本当にちぐはぐ」「知事の思いつきに職員が翻弄されているのかなと思っちゃう」と疑問の声を上げた。
番組では27日から始まった渋谷での予約なしでのワクチン接種を取り上げた。初日から長蛇の列となったことから、初日こそ先着順だったが、翌日からは抽選券を配布する方法に変更している。
これに古市氏は、「若者に対して現場に来てもらって抽選券を配るっていう最悪の方法」とバッサリ。「高齢者にはネット予約をお願いして、若い人に抽選券、わざわざ渋谷まで来てもらって配るっていう…。不要不急の外出やめてくれって言ってるのに、抽選券を取りに来てもらうっていうのは本当にちぐはぐだなと思っていて」と語った。
そのため「都知事の思いつきに職員の方が翻弄されているのかなって思います」との印象も。これに橋下徹氏は「土曜日は(テレビ番組で)もっと悪口言ってたじゃん」とツッコむと、古市氏は「算数が出来ないと…」と苦笑い。
「16歳から39歳の東京都の在住者ってだいた400万人ぐらいなんですね。そのうちの1%が打ちたいと思っても4万人。それに対して1日に200人(程度)って、どう考えても少なすぎ」と指摘。「こういうことをやるなら9月、10月とかワクチンが行き届いてからやるべき」とも訴えていた。