タレント、俳優の石原良純が３０日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。弁護士・山口真由氏のコメントに動揺し「羽鳥さんちょっと一ついいですか、先生にお伺いしたい。山口さんが（話した）『来たるべき冬の大流行に備えなきゃ』っていうような感覚って僕らにはないんですけど」と、慌てて質問する場面があった。

　石原が反応したのは、大阪府の臨時医療施設設置に関して山口氏が話した「これを維持して冬に来るかも知れない流行に備えておくことが大事だと思う。トップが非常時だと腹を決めればできることがかなり広がってくるんだと思う」などの内容。

　「僕ちょっと今気になった。山口さんが（話した）『来たるべき冬の大流行に備えなきゃ』っていうような感覚って僕らにはないんです。だってもうすぐワクチンが行き渡ったら、もう終わりだろう、年内にって正直思ってるんですけど、その辺はどうなんですか」と、国際医療福祉大学主任教授・松本哲哉氏に見解を求めた。

　松本氏は「それがですね、従来株だったら今年の冬はほぼ安心して迎えられるかなと思ってたんですけど、デルタ株でブースター接種（３回目の接種）も言われていたり、もしかしたら昨年ほとんどインフルエンザが出なかったので今年かぶってくる可能性もある。そういう意味で、今年の冬は安心とも言いがたい。どういうふうに動くかわかりませんけども、今回が大きな波として最後になるとはちょっと言いづらい状況だと思う」と残念そうに解説した。