内田樹氏 「五輪や万博に使う金があったら、教育に使って欲しい」
神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が1日、ツイッターに新規投稿。「五輪や万博に使う金があったら、教育に使って欲しい」と求めた。
内田氏は「教育を無償化して、『好きなことやっていいよ』という環境を用意すれば、創造的な才能はたちまち開花します。もちろん『もらうだけもらってだらだらしているやつ』は出てきますよ」と投稿。
さらに内田氏は「でも、そういう人たちがもたらす損害なんて、創造的な才能がもたらすベネフィットに比べたら『へ』みたいなものなんです。フリーライダーはどんなシステムにも必ず発生します。『フリーライダーが出てきたらどうする』と言って気前のよい制度に怖い顔して反対する人がいますけれど、そういう人たちは『そんな制度ができたら、自分だったらただ乗りする』と思ってるから大声で反対するんです」と指摘。
続けて内田氏は「『ただ乗り』を憎む人たちは『自分なら公共からむしり取るだけむしり取る』つもりでいるから反対するんです。自分の鏡像を見て罵声を浴びせていることに気が付けよ」と記した。