有馬晴海氏 菅首相は“二階外し”の時期「間違えた」
政治評論家・有馬晴海氏が3日、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に生出演。菅義偉首相が辞任の意向を表明したことについて、“二階幹事長外し”の影響を指摘した。
菅首相は8月31日、9月6日に二階幹事長の交代を含む党の役員人事と、内閣改造を断行する意向を固めていた。
有馬氏は、「昨日、二階派の議員から夜中に電話があって。『もう菅さんでは勝てません』」と話していたこと、その議員は菅首相の新役員人事で声がかかった場合、引き受けた方がいいのか、否か悩んでいたことを明かした。
有馬氏は「二階さんは引いてくれたが、二階派の人たちから見ると、『二階を切った』という解釈をして、総理を応援できないという方向になった」と指摘。「一言で言えば、二階幹事長の存在というのは、自民党を治めるという意味では、すごく大きい存在。そこをちょっと読み間違えた。せめて選挙をやった後に人事をやるなら(いいが)。選挙の前に(役員)変わって下さい、という話は、人を切るには時期が悪かったんじゃないかなと思いますね」とコメントした。