読売テレビ「あさパラＳ」が４日、乱立が予想される自民党総裁選の行方を占った。スタジオから新型コロナウイルスのワクチン担当でもある河野太郎行政改革相の出馬に、コロナ対策の観点から疑問の声が上がると、政治評論家・有馬晴海氏は「実は河野さんじゃなくても動ける体制は取れてるらしい」と解説し、驚きの声が上がった。

　菅義偉首相が「ワクチンに専任したい」と３日に総裁選不出馬を表明。このことから、スタジオの弁護士・三輪記子氏が「菅首相が辞めるロジックとしては、コロナ対策に専任て言ったじゃないですか。河野さんも大臣やってるじゃないですか、そこのロジック（論理、論法）はどういうふうに乗り越えていくんですか？自分、ワクチン担当大臣やのに出馬するんやったら専任できひんのちゃうの？みたいな批判されると思うんですけど」と質問。

　有馬氏は「実は何でか知らないんですが、河野さんが担当してるものを、もう官僚の方に移してるんですよ。だから、もうこういうことを予期してたのか、それとも幹事長かなんかに横滑りにして、だから担当外れるということを菅さんが想定していたのかわからないんですけど、もう実は河野さんじゃなくても動ける体制は取れてるらしい」と説明した。