テレ朝飲酒転落問題、処分決定も「モーニングショー」では触れず

 8日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、前日に同局が発表した社員ら10人が参加した飲酒宴会問題の処分について触れず、この日の放送を終えた。

 テレビ朝日は前日に、東京五輪の番組に関わった社員らが緊急事態宣言下の都内で飲酒を伴う宴会を行い、うち1人が二次会のカラオケ店の店外に転落し、重症を負った問題の処分と調査結果を公表。参加した社員6人は謹慎10日、スポーツ局長、スポーツセンター長には管理監督責任を問い、減給1カ月の処分としたと発表していた。

 この問題が発覚した当時、「モーニングショー」はしっかりと時間を割き、社員の玉川徹氏は「謝罪を申しあげます」と頭を下げ「恥ずかしい。怒りを禁じ得ない」とコメント。調査委員会を作り、原因を徹底的に究明しつまびらかにすべき、との考えも語っていた。

 それだけに、処分が決まった翌日の放送でこの問題に触れる可能性もあったが、この日は取り上げなかった。

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