感染症専門医 コロナ感染者減少の要因「人流、ワクチン、あと天気も影響」
日本テレビ系「スッキリ」が8日、東京の新型コロナウイルス新規感染者が7日まで16日連続で前週を下回っていると報じ、日本感染症学会専門医・佐藤昭裕氏は理由の一つに天気を挙げた。
7日の東京の新規感染者は1629人と、前週火曜日8月31日の2909人を大きく下回った。
減少の要因を、佐藤氏は「いろんな理由が絡み合ってると思う。一つ人流っていうのもポイントだとは思いますし、ワクチンの接種率もそうですし、あとは天気なんていうのも影響したと思っている。一つのデータだけで説明するのは難しい」と前線が停滞し、梅雨期のように雨が降り続いた気象条件も理由の一つだとした。
佐藤氏は、自身のクリニックを訪れる患者は「明確に減ってると思います。私はクリニックで診療してますので、一番最初に体調おかしいなあと思った方がいらっしゃる場所。そのレベルでは確実に減っている」というが、「ただ、やはり大学病院とか入院を見ている所、そこで重症者の方というのは特に何も変わりはない。相変わらず厳しい状況だと認識しています」と、現場の感覚として医療のひっ迫状況は変わっていないと説明した。