岡田晴恵教授「野戦型の病院の話はどこへ行った?」感染者減少で「全然話題にならない」
白鴎大の岡田晴恵教授が10日、TBS「Nスタ」に出演。「野戦型の措置集約病院、あの話はどこに行ったのだろうか」と厳しく指摘した。
東京都はこの日、新型コロナウイルスの新規感染者が1242人確認されたと発表した。前週水曜日の9月3日は2539人で、1297人減った。19日連続で前週同曜日から減った。
しかし岡田教授は「8月中旬のピーク時に自宅とかホテルの療養者が4万5000人近く出た。いま東京都が確保している病床数は約7000。4人に1人くらいが入るとしても1万床いるわけで、全然足りない」と分析。今は下がってきたけど、10月半ばに底を打っても12月に向けて病床を確保することが非常に大事」と述べた。
続けて「今下がってきたから、全然話題にならないんですけど、ひととき議論に上がった野戦型の集約措置病院というのを厚労大臣も東京都につくれと要請していたようですけど、あの話はどこへ行ったんだろうと」といら立ちをのぞかせた。
さらに「いま下がってきたからこそ、12月、冬に向けて準備をすることが大事なんじゃないかと、私は思います」と指摘した。