たけし「殺される」ガラス破片で右耳裂傷 恐怖体験語る「アクション映画の1シーン」
タレントで映画監督のビートたけし(74)が11日、MCを務めるTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演。1週間前の今月4日の同番組後に、TBS敷地内でつるはしを持った男に、乗っていた車が襲撃された事件について10分以上にわたって語った。
車内には運転手と2人で、たけしは後部座席だったがフロントガラスなどをたたかれ「ガラスがポンポン飛んで、よくあるアメリカのアクション映画の1シーンのような感じだった。10何発かな?」と生々しく回想。「脳が出すアドレナリンで、違う世界で。殺される、逃げよう」と襲われた瞬間の心境を振り返った。
耳の付近を触りながら、「こういうところが切れたけど、1週間で治っちゃって。中でのたうち回ったから、ぎっくり腰にもなって」と軽傷を負ったことも報告。「映画の撮影に入っていて、監督で自分もやるけど、刃物を持ったらトラウマになって」と明かし、心的ショックの大きさも伺わせた。
たけしの乗った車は、反対車線を走って襲撃現場から離れ、最悪の事態は逃れたという。近くの警視庁赤坂署に駆け込んだが、「覆面パトカーに乗った。2回目。被害者と加害者で」と“たけし節”も飛ばした。
事件後、千葉県の40代の無職男の身柄が確保され、刃渡り約10センチの小刀を所持していたため、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕。男は6月下旬、たけしに弟子入り志願していたとみられるが、「ちゃんとした理由が出てくると思う。だいたい見当が付くけど」と犯行理由を察している様子だった。