吉村知事 「だんじり祭」は「神事・祭礼の側面ある」 密を懸念も「地域が考え判断を」

 大阪府の吉村洋文知事が14日、大阪府庁で会見。18、19日に大阪府岸和田市で実施予定の「岸和田だんじり祭」について考えを聞かれた。

 吉村知事は「確かにお祭りだが、一方で地域が主体・主催になって行う江戸時代から続く神事・祭礼の側面がある。なので行政が一方的に自粛要請するというものではないと思っている。ただ、この感染状況も踏まえてしっかり判断してもらいたい。単純なイベントではないと思うし、個別のイベントをつかまえて中止要請をしていない。判断するのは地域だろうと思う。密になりやすい形態で、感染としては広がりやすい環境にある。よく考えた上で判断してもらいたい」と見解を示した。

 岸和田市の公式サイトでは「-だんじり祭」の観覧自粛を要請。「主催者である祭礼団体は伝統・文化の継承を目的とした開催を予定されております。新型コロナ感染症の拡大の状況を踏まえ、本年度の岸和田だんじり祭の観覧の自粛を皆様にお願いさせていただきます」と呼びかけている。

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