中村梅玉「大変重要な思い出のある役」襲名披露でも演じた当たり役に意気込み

 取材会に出席した(左から)中村時蔵、中村梅玉、中村又五郎
 取材会に出席した(左から)中村時蔵、中村梅玉、中村又五郎
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 歌舞伎俳優・中村梅玉(75)が14日、都内で東京・国立劇場10月歌舞伎公演「伊勢音頭恋寝刃」(10月2~26日)の取材会に、中村時蔵(66)、中村又五郎(65)と出席した。

 伊勢を舞台にした妖刀「青江下坂」を巡る物語。92年の襲名披露でも務めた当たり役の主人公・福岡貢を6年ぶりに演じる梅玉は「私にとっては大変重要な思い出のある役。今回やらせていただくのは本当にありがたいこと」と力を込めた。

 昨今は若者や女性にも“刀剣ブーム”が到来しており、梅玉は「今まで歌舞伎を見たことがないけど、刀剣には興味があるという方にもぜひ見てほしいですね」と笑顔。今公演期間中は劇場のロビーに「青江下坂」のモデルとなった「葵紋康継」が特別展示されることを知ると「これは絶対見た方がいい。芝居を見なくてもいいから、この刀だけ見に来て」と、ジョークで笑いを誘った。

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