石破氏 麻生氏との“溝”の原因分析「怒るのは当たり前だよね」
自民党の石破茂元幹事長が14日、TBS系「NEWS23」にVTRで出演した。13日に収録が行われたもので、爆笑問題・太田光とメーンキャスターでフリーアナウンサー・小川彩佳のインタビューに応じた。
企画『太田光と問う!』のインタビュー。小川から「安倍さんと麻生さんとの関係は(今)どうなってますか」と質問が出た。
すると石破氏は「『あいつだけは許さない』と言われたとかいわれないとかいう話は、風の噂では伝わってくるが、直接聞いたことがない」と返し、太田は爆笑。すかさず「何したんですか?何したの?」と追及した。
石破氏は「多分、こういうことですよ。麻生さんが総理大臣、私が農林水産大臣でね、もうこのまま麻生さんでいったら、自民党って3分の1になっちゃう、って言われたことがあった」と2009年の麻生内閣の末期について、語り始めた。
「これは本当に(自分は)大臣にひきたててもらって、こんなこと言うのもいけないんだけど、『総理、ここは一度身をお引き下さい』って私、言いに行ったんですよ」と麻生総理(当時)に退陣を迫ったことを述懐。「それで(麻生氏は)『俺が一番つらい時に辞めろとは何だ』と。それ、怒るのは当たり前だよね」と振り返った。
小川アナが「(麻生さんは)それずっと抱えて(引きずって)らっしゃる…」と指摘すると、「分かんない」と言葉を濁し、「そうだけどね、やっぱ、謀反人みたいに見えるんだよね」としみじみ語っていた。