自民7派閥のうち6派閥 事実上の自主投票へ
17日の自民党総裁選の告示を控え、自民党内7派閥のうち6派閥で、事実上の自主投票にする流れが強まった。最大派閥の細田派(96人)が14日に支援先の一本化を見送ったのに続き、15日は石破派(17人)と石原派(10人)が議員個人の判断に委ねると確認。7派閥とは別に、谷垣グループも自主投票を申し合わせた。残る麻生派(53人)、竹下派(52人)、二階派(47人)の3派も16日の会合で同様の対応を決める方針だ。一方、野田聖子幹事長代行は出馬に向け詰めの調整を急いだ。
細田派は既に高市、岸田両氏の支持を決め、河野氏に関しては各議員の判断に委ねた。麻生派は河野氏か岸田氏を基本的に支持すると決定する。ただ高市への投票も認める。
竹下派は岸田、河野、高市の3氏に、二階派は河野、高市両氏にそれぞれ支持が分かれている。