八代弁護士「ひるおび!」内で再び謝罪 共産党綱領発言「選挙間近のデリケートな時期に」
弁護士の八代英輝氏が17日、TBS系「ひるおび!」で、「共産党は暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」という発言に対し「深くお詫び申しあげます」と謝罪した。八代氏は13日の放送でも同発言について番組内で謝罪しているが、わずか4日で再び謝罪する異例の事態となった。
この日の番組では、立憲民主党の江田憲司議員をゲストに迎え、話を聞いた。その中で野党の共闘についても話題が及んだが、そこで八代弁護士が「野党共闘の政策の実質論に入る前にお時間を頂きたい」と切り出し、9月10日に同番組内での「共産党は暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」という発言について「現在の共産党の綱領にはそのような記載はないと、多くのご批判を頂きました」とコメント。「ご指摘の通り、現在の党綱領にはそのような記載は存しません」と語った。
その上で「選挙を間近に控えたデリケートな時期に私の発言で多くの関係者に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申しあげます」と頭を下げた。
スタジオにいる江田氏にも「共闘を模索する立憲民主党の江田代表代行にもこの場を借りて深くお詫びしたい」と頭を下げた。
八代氏は13日の放送でも「日本共産党の綱領にそのようなことは書かれていませんでした。訂正してお詫びします」と謝罪。「私の認識は、閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方で日本共産党はたびたび否定していることも併せて申しあげるべきでした。申し訳ありませんでした」と語っているが、共産党の小池書記局長は記者会見で「自らの発言が事実無根だったと一切認めず、筋の通らない弁解をした。全く謝罪に値しない」と批判していた。