ロマンポルノ50周年で特集上映 激レアの日活スウェーデン・ポルノも蔵出し
1971年11月20日にロマンポルノ第1弾「団地妻 昼下がりの情事」と「色暦大奥秘話」が公開されてから50周年を迎える今年、「ロマンポルノ50周年記念プロジェクト」を始動させた日活は17日、54人の有識者が選ぶ特集上映「私たちの好きなロマンポルノ」を実施すると発表した。
選者には作家の朝吹真理子氏、阿部和重氏、映画監督の園子温氏、塩田明彦氏、行定勲氏、中田秀夫氏、白石和彌氏、井口奈己氏、入江悠氏、俳優の片桐はいり、柄本佑・時生兄弟、高良健吾、渡辺大知、ミュージシャンのジム・オルーク、宇多丸(ライムスター)、小西康陽、実際にロマンポルノに出演していた俳優の柄本明、絵沢萌子、片桐夕子、宮下純子、白川和子、谷ナオミ、風祭ゆき、寺島まゆみらが参加。
上映作品の目玉として、スウェーデンロケかつセリフはスウェーデン語、出演者もスウェーデン人という激レアな日活スウェーデン・ポルノ「淫獣の宿」(73年/西村昭五郎監督)と「蜜のしたたり」(同/加藤彰監督)を蔵出しし、デジタル復元版で上映する。
他に「赫い髪の女」、「天使のはらわた 赤い教室」、「天使のはらわた 赤い淫画」、「(秘)色情めす市場」、「悶絶!!どんでん返し」、「セックス・ライダー 濡れたハイウェイ」、「女教師は二度犯される」、「美少女プロレス 失神10秒前」、「ピンクカット 太く愛して深く愛して」、「狂った果実」、「ラブホテル」、「妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…」といった名作の上映が決定した。
また、公募していた周年事業プロジェクトのポスターデザインも発表され、川本洋子氏のデザイン「ロマンポルノ椿」が大賞、齋藤勇夫氏のデザイン「やわらかな非日常」が特別賞に選ばれた。