正司敏江さん死去 後輩の酒井くにお・とおる「誰にでも好かれ、漫才では殴られ。芸人魂教わった」
夫婦漫才コンビ「正司敏江・玲児」として人気を博したタレント・正司敏江=本名・及川キミコ=さんが18日午前1時59分、脳梗塞のため大阪市内の病院で亡くなった。80歳だった。
訃報を受け、松竹芸能の後輩で兄弟漫才コンビの酒井くにお・とおるがお悔やみのコメントを発表した。
2人は「正司敏江師匠が亡くなられたと聞き驚きと大変寂しい思いでいっぱいです。我々、松竹に入って50年ほど、テレビ、寄席、芝居など数え切れないほど敏江師匠と仕事を一緒させていただきました。誰にでも好かれ、漫才では殴られ、蹴られても楽屋に帰ると明るく元気な敏江師匠の笑顔が思い出されます。その姿で芸人魂を教わった気がします。お世話に成りました。ご冥福をお祈り申し上げます」と感謝の思いを込めて、故人を悼んだ。