西川貴教 知事転身は「0です!」 滋賀県愛・コロナ禍イベント案熱く語るも

イベントに登場し、笑顔で手を振る西川貴教=都内のホテル 
笑顔でステージに登場した西川貴教
金子賢(左)を表彰する西川貴教=グランドハイアット東京
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 歌手の西川貴教(51)が22日、都内で、「『17LIVE』周年イベント『超ライブ配信祭~4th Anniversary~』」に登場した。今月18、19日に予定されていた、地元・滋賀県での恒例の主催野外フェス「イナズマロックフェス」は、コロナ禍で中止。音楽フェスが社会問題にもなる中、苦渋の決断を改めて説明する一方で、ことあるごとに持ち上がる“知事待望論”については、「0です!!」と政界進出を完全否定した。

 地域創生をテーマに2009年にスタートさせ、西川の郷土愛がつまった「イナズマロックフェス」。昨年はオンライン配信で、今年は2年ぶりのリアル開催を一度は発表していたが、緊急事態宣言を受けて、8月22日に中止を決めた。

 予定日は自身の誕生日でもあったが、「地域振興を軸に地元の皆さんと作っているお祭り。安全が担保されていない中での開催は、僕の中でありえない」と強調。「非常に残念な思いはありますが、逆にイベントの信念はたくさんニュースで扱っていただけた。片田舎のイベントが全国区になるチャンス」と苦境にも前を向いた。

 8月29日に密状態で強行された愛知県常滑市の野外フェス「NAMIMONOGATARI」では、クラスターが発生した。音楽エンターテインメントを取り巻く厳しい状況を、「今はフェスと聞くだけで、拒否反応を起こされる。フェスアレルギーじゃないですけど」と直視。「自分たちの楽しみを優先するのではなく、人と人を結び付ける趣旨のイベントもたくさんある。早急に物事を進めずに、政府も行動の緩和を提案されると思うので、しっかり待ちたい」と強い意志を示した。

 故郷滋賀を思う頼もしい言動には、県知事選出馬を望む声も上がるが「僕は裏方で頑張っていけたら。おこがましいです」と恐縮。“政治家転身説”についてさらにツッコまれると、「変な噂、やめてください。0です!!イジろうとしてる感じがすごいヤダ」とキッパリ否定。筋肉隆々で笑いも取れるアーティストとしての生きざまを、曲げないことを誓っていた。

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