無免許都議、辞職勧告決議案も議員は継続意向「失われた信頼、回復できるよう」

 東京都議の選挙期間中に無免許で事故を起こし、書類送検された木下富美子都議が28日、公式HPを更新し、議員は続けていく意向を示した。東京都議会では28日の定例本会議で木下議員について全会一致で辞職勧告決議案を可決している。同決議案は7月23日に続き2回目。

 木下都議は今回の騒動と、事故でケガをした人への謝罪を最初につづると、17日の書類送検については「警察と検察との関係のことで、私に直接の連絡はありませんでしたが、今後も捜査機関の要請に、これまで通り真摯に応じて参ります」とし、今後は運転はしないとした。

 議員辞職については「『議員辞職』を求める声も承知致しており、自らの進退について深く悩み、考えを重ねて参りました」とするものの、「引き続き、私にご信託くださいました有権者の皆様をはじめ、失われた信頼を回復できるよう、償うべき償いを行い、これからの議員活動で答えを導き出しながら、ご奉仕させて頂きたいとの思いは、今も持ち続けております」と議員活動は継続していくとした。

 選挙後はストレスや不安などから不眠の症状が強く出てきており、現在は医療機関から薬を処方されていると説明。「このような中、7月末・8月末の臨時議会に引き続き、第3定例会初日となります本日9/28も、体調が戻らず、誠に不本意ながら欠席せざるを得ない状況です。本当に、本当に申し訳ありません」と欠席理由もつづっていた。

 ちなみに欠席中も支払われる議員歳費については「受け取るべきではない」という考えを示し、「公の活動への『寄付』に充てるなど、しかるべき対応をとって参りたいと思っております」としているが、都民の理解を得られるかは疑問視する声も上がっている。

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