真鍋氏ノーベル賞受賞で各局気象予報士も歓喜 天達氏「神様」依田氏も「鳥肌」
今年のノーベル物理学賞に米・プリンストン大の真鍋淑郎氏が選ばれた。真鍋氏は地球温暖化の研究が評価されての受賞となったが、これに各局の気象予報士たちも喜びの声を上げた。
6日放送のフジテレビ系「めざまし8」では、天達武史予報士が歓喜の笑み。「この分野でのこの受賞決定は、本っ当にすごいことです」と訴え「今後の冬の天候、夏の天候に大きな影響を与える研究」と説明。
「今ぼくらがそれこそ、明日の天気予報ではなく、1カ月後の天気予報とか長期予報で今年の夏、どうなるとかそういうのって、真鍋さん達が最初に作り上げたのを応用している。シンプルで使いやすいから今につながった」と真鍋さんのやってきたことを絶賛した。「今の時代に生きていて良かった」「先輩なんて軽々しく使ってはいけない」「雲の雲の雲の宇宙の上の存在」「神様」とまで語った。
テレビ朝日系「グッド!モーニング」の依田司予報士も大喜びだ。6日の放送では「残念ながら真鍋先生にお会いしたことはないんですが、気象関係者なら知らない人はいない超有名な方なんです」と説明。依田予報士はリアルタイムで発表を見ていたといい「現地の言葉の中に真鍋先生の言葉が出たときに『あの真鍋先生?』と鳥肌が立ったくらい」と興奮気味に語った。
「当時は地球温暖化なんて信じる人はいなかった」ともコメントし「おそらく50年、100年後、地球を救った救世主として真鍋先生の名前は語り継がれるんじゃないか」とも語り、受賞を祝福した。
NHK「おはよう日本」でも高瀬耕造アナが、檜山靖洋気象予報士へ「いつもの気象情報とは聞こえ方がやはり違いますね。ノーベル物理学賞を受賞された真鍋さん、真鍋さんだけではないですが、研究が繋がっているんだなと…」と言うと、檜山予報士も「地球温暖化も身近なものになりますね」と嬉しそうに語っていた。