作詞家・里村龍一さん死去 72歳、細川たかし「望郷じょんから」など手掛ける
細川たかし「望郷じょんから」、千昌夫「望郷酒場」、香西かおり「流恋草」などで知られる作詞家の里村龍一(さとむら・りゅういち、本名鈴木政市=すずき・まさいち)さんが5日午後1時39分、アルコール性肝硬変のため自宅で死去した。72歳。北海道出身。通夜は14日午後6時から、葬儀・告別式は15日午前10時半から、東京・築地本願寺第二伝道会館で。喪主は妻綾子(あやこ)さん。
関係者によると、かねて肝硬変を患い、半年ほど前から自宅療養。3カ月前からは寝たきり状態だったという。遺作は1月発売の吉幾三「港町挽歌」。
作曲家の故猪俣公章さんにスカウトされ、1976年に森進一「しあわせ挽歌」で作詞家デビュー。85年に「望郷じょんから」で日本作詩大賞を受賞。2012年から日本作詞家協会の会長を務めた。細川は「カラオケのプロモーションビデオにも共演いただくなど大変お世話になりました」としのんだ。