６日にＴＢＳ系で放送された「水曜日のダウンタウン」では、不仲コンビのおぼん・こぼん仲直り企画「おぼん・こぼんＴＨＥ　ＦＩＮＡＬ」が放送された。二転三転の末の感涙結末となったが、ネットでは今回のＭＶＰはマネジャーの谷川金市氏との声も上がっている。

　番組によって不仲が露呈し、こじれ、そして仲直り企画へ発展していったおぼん・こぼんの最終章。この日は、こぼんの娘・いづみさんの結婚式からシーンは始まる。いづみさんたっての希望で、ヴァージンロードは実父・こぼんと、第２の父でもあるおぼんと、３人で登場の感涙の幕開けだったが、その後まさかの急展開に。

　式後、いづみさんが仲直りを懇願し、こぼんが「普通に戻りましょか」と遠回しながら歩み寄る言葉を発するも、おぼんも「心底嫌いやない」とポツリ。だが「『おぼん頼むで』って一言言えや」と言ってしまい、こぼんも「何を頼むねん」と一触即発状態に。こぼんは「じゃもうやめまひょか」と言い出し、おぼんも「やめや！」と言ってドアを蹴飛ばし式場を出て行ってしまう。

　そこでナイツがおぼんのもとへ。おぼんは「なんで俺が謝らなあかん？」と激怒し、前にいた谷川マネジャーへ「谷川ちゃん、あんたが一番よう知ってるやろ。俺がどうして腹が立ってるか」と訴えた。

　だがここで男を見せたのが谷川マネジャー。「分かってる。けどおぼんさん、ちょっと意地の張りすぎや」とピシャリ。いつもは温厚な谷川マネジャーだが「もうちょっと近寄って下さいよ」「向こうが近寄らない性格を知ってるんだから、おぼんさんが折れればいい」と説得。

　おぼんは「いや、もう疲れた。５５年」というと、谷川マネジャーは「俺なんかもっと疲れてますよ。もっと疲れてます」と訴え「こんな意地を張ってどうする。こぼんさんにも言いたい」「誰も悪くない。なんとか仲良くなってほしいのが本音ですよ」。４０年以上、おぼん・こぼんを支えてきた男の言葉に、おぼんも動かされ、式場に戻るのだが…。

　この谷川マネジャーの説得に、スタジオで見守った伊集院光は「古い芸人さんにずっとついてるマネジャーさんて前に出ないじゃないですか。谷川さんがあんな言うことないと思う。あそこで泣きそう」とコメント。ネットも「ＭＶＰはマネジャー谷川さん」「谷川さん、あんたＭＶＰやで」「ずっと我慢してたマネジャーがあそこで思いが爆発したこともきっかけだったんだと思う」「ＭＶＰ谷川さんで文句なし」などの声が上がっていた。