「Nスタ」井上貴博アナが反省 感染者激減一因「頑張り」は「根性論や気持ち」
東京都は7日、新型コロナウイルスの新規感染者が143人、確認されたと発表した。前週木曜の9月30日は218人で、75人減った。200人未満だったのは6日連続。
TBSの報道番組「Nスタ」ではキャスターを務める同局の井上貴博アナウンサーが、新規感染者のニュースを伝える際、「みなさんの努力や頑張り」という表現を取ってきたことを「根性論や気持ちの連鎖になる」と自己反省した。
井上アナは「とてもいい傾向が続いています」と減少傾向を素直に喜んだあと、「『激減した一因は、みなさんの努力や頑張りです』という文脈を、わたくし自身使ってきたのですが、この表現を繰り返すと、根性論や気持ちの連鎖になってしまうと、ここは断ち切るべきではないかということも考えます」と話した。
続けて「今さら遅すぎて恐縮なんですが、陽性率を見ても激減しています」と陽性率のデータのフリップを提示。最高で8月15日に24%だった陽性率は、10月5日に1・8%まで下がっている。
その上で、井上アナは「その原因について、季節性なのか、ワクチン効果なのか、変異株の置き換わりなのか、2カ月周期の増減を繰り返しているのか、世界中でさまざまな研究者の分析、検証が行われています」と語った。