宝塚月組 風間柚乃バウホール初主演 硬軟自在の芝居と歌で高いハードル越える

 月組若手スターの風間柚乃(かざま・ゆの)のバウホール初主演公演「LOVE AND ALL THAT JAZZ…ベルリンの冬、モントリオールの春…」が7日、兵庫・宝塚バウホールで初日を迎えた。

 風間の魅力はなんといってもその演技力。端正な顔立ちだが、演技の質としては骨太。ナチス政権下で禁止されたジャズを愛し、ユダヤ人の娘を守るために命を懸けて戦ったドイツ人ジャズピアニストのルーカス役を心に届く演技で、人物を浮かび上がらせた。重い時代の物語だが、風間は硬軟自在に演じ、物語全体に希望をしみこませた。

 またタイトル通り、ジャズの名曲が随所にちりばめられているが、安定した歌唱で、役を立体的に作り上げた。特に2幕終盤の歌は圧巻。芝居に歌に、バウ初主演としては高いハードルを、軽々と越えた。

 ヒロインのレナーテ役には、4年目のきよら羽龍(はりゅう)。こちらもバウ初ヒロインとなった。可憐なヒロイン然とした容姿で、見事なソプラノを披露した。

 18日まで。

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