NHK「日曜討論」れいわ山本太郎氏のフリップ映さない不自然映像 立花氏「もめてた」
衆院選の公示を19日に控え、17日放送のNHK「日曜討論」では与野党幹部が集結し、討論を行った。途中、れいわ新選組代表の山本太郎氏がフリップを取り出すと、フリップが映らないように横から撮影された。
不自然なカメラワークにツイッターでは「正面から撮らないって露骨すぎ」という声も上がった。しかし、出演した「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」党首の立花孝志氏は「フリップは使用禁止のルール」で、放送後に山本氏とNHKスタッフがもめていたことをツイッターで明かした。
番組には甘利明自民党幹事長、福山哲郎立憲民主党幹事長らが集まり、議論を展開した。中盤、岸田文雄首相が経済政策として掲げる「成長と分配」の財源をテーマにした場面で、山本氏は「こちらをご覧ください」と「消費税収と法人税収の減少額」の推移をグラフ化したフリップを取り出し説明。その後も2枚のフリップを掲示した。
ところが、山本氏は2枚目のフリップを手にした時点でNHKのカメラは山本氏を横から撮影。正面を向けたフリップが映らないような映像となった。山本氏はそれに気づき、カメラがある右を向き「抜いてくださいね、ちゃんと」とフリップをカメラに向けた。その後、山本氏がフリップを下げるとまた正面からの映像に切り替わった。
立花氏は放送後にツイッターで「山本太郎さんとNHK制作スタッフ、放送終了後もめてた」と明かした。つづけて「フリップは使用禁止のルール。ラジオでも放送してる肉声のみで説明して下さいが、NHKの説明。」とつづった。