「ウルトラマン」監督の飯島敏宏氏、死去 89歳 「金妻」元TBSプロデューサー
特撮ドラマ「ウルトラマン」の監督、ドラマ「金曜日の妻たちへ」シリーズのプロデュースで知られる元TBSの飯島敏宏(いいじま・としひろ)さんが17日午後8時59分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため横浜市内の病院で死去した。89歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻弘子(ひろこ)さん。
57年にラジオ東京(現TBSホールディングス)入社。「ウルトラQ」「ウルトラセブン」などの脚本や演出を手掛けた。バルタン星人が初登場した「ウルトラマン」第2話の脚本と演出を担当し、不滅の人気キャラの生みの親となった。
83~85年に「金妻」3部作をプロデュースし、92年に定年退職。著書に自伝的小説「あの日、ぼくたちは」。白石雅彦氏による評伝「飯島敏宏『ウルトラマン』から『金曜日の妻たちへ』」がある。