若き日の志村けんさん役 山田裕貴だヨ!ドリフ付き人時代からの半生ドラマで熱演
俳優・山田裕貴(31)が、12月にフジテレビ系で放送されるドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」に主演することが19日、分かった。昨年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった日本を代表するコメディアン・志村けんさんの半生を描いた物語。今最も勢いに乗る若手俳優のひとりである山田が若き日の志村さんを演じ、生前のコントも完全再現するなど熱量マックスの作品となりそうだ。
不世出のコメディアンが残した笑いの足跡は色あせることはない。物語は、高校卒業間際にコメディアンを志すことを決めた志村さんが、ザ・ドリフターズにバンドの付き人として携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、メンバーとなってから1990年代までの想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。
また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子やメンバーとの友情、ドリフの代名詞となった大人気番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)や「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)の懐かしい場面も登場する。メンバー全員による「ドリフ大爆笑のテーマ」や「ドリフのズンドコ節」、数々のコントシーンにも注目だ。
大役を務める山田はオファーに「本当に僕ですか?僕で大丈夫ですか?と、信じられませんでした。楽しみよりもプレッシャーの方が大きかったです」と心境を明かした。
コントシーンは映像で何度も繰り返し見て研究したといい、撮影の合間にスタッフを相手にコントの練習に励むなど奮闘。「ドラマの中のセリフで、『笑いたがっている人、笑わせましょうよ』とありますが、そういうドラマになればいいなと。志村けんさんに変わって皆さんを笑顔にできるとうれしいです」と話した。
脚本・演出は、人気ドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)などを手掛け、志村さんの冠コント番組「となりのシムラ」(NHK)の脚本にも携わった福田雄一氏が担当する。