竜王戦2連勝目指す藤井聡太三冠 ほぼ互角で1日目終了 紺色の和装で
将棋の藤井聡太三冠(19=王位、叡王、棋聖)が豊島将之竜王(31)に挑戦する第34期竜王戦七番勝負第2局1日目が22日、京都市「総本山 仁和寺」で開幕した。藤井三冠は第1局に続いての2連勝を目指す。
先手の豊島竜王が、両者の対局では6局連続となる相掛かりに誘導し、ほぼ互角のまま豊島竜王が43手目を封じた。豊島竜王は途中1時間51分の大長考をはさみ、持ち時間は藤井三冠が1時間ほど多く残している。
対局場の仁和寺は真言宗御室派の総本山寺院で世界遺産に登録されている。竜王戦は3年連続で開催されているが、藤井三冠が対局するのは初めてだが、荘厳な雰囲気に負けない紺色の和服姿で、涼しげに指し手を進めた。
三度目の顔合わせとなる本シリーズ。第1局は藤井三冠が逆転勝利を収め、天敵とされていた豊島竜王との通算対戦成績を9勝9敗の五分に戻した。藤井三冠は竜王を獲得すると最年少四冠を達成する。竜王戦は持ち時間8時間の2日制。