大貫勇輔 ミュージカル初演に北斗百裂拳で気合注入「あたたたたーっ!」
俳優の大貫勇輔(33)が28日、都内で行われたミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」(12月8~29日、東京・日生劇場)の製作発表に、共演の平原綾香(37)、May’n(32)らと出席した。
累計発行部数1億部超えの人気漫画「北斗の拳」を世界初ミュージカル化。この日は主人公・ケンシロウを演じる大貫が劇中ナンバー「心の叫び」を初披露し、ラストで「あたたたたーっ!北斗百裂拳…お前はもう死んでいる」と名ゼリフとともに必殺技を決めた。
バトルアクション漫画の金字塔で主演を担う大貫は「ミュージカル化したらどうなるのかという思いと『僕がケンシロウですか』という二段の驚きがあった」とオファーを大喜び。一方で「台本を読んだ時は自分がケンシロウになれると思えなかった。衣装を着てポスター撮影をした時に初めてなれるかもと感じた」と困難を極める役作りを明かした。
ヒロイン・ユリア役は、平原とMay’nがダブルキャストで演じる。平原は「私がユリアをやったら、お笑いになるのではないかと不安になった。屈強な男たちがいるので、鍛えようかと思ったけどユリアは戦わない。でもどの男たちよりも心の面では一番強いと思っている」と役どころを分析した。
会見に同席したホリプロの堀義貴代表取締役社長は「ミュージカル化するとなった時に『ホリプロ本気か』とSNSでコメントが寄せられた。本気で一片の悔いのない作品になる」とラオウのセリフを用いて、揺るぎない自信を見せた。東京ほか、来年1月8・9日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演予定。