歌手のＭａｙ　Ｊ．（３３）が２８日、大阪市内で初主演ミュージカル「ボディガード」の取材会を行った。

　ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナーの主演により世界中で大ヒットした映画『ボディガード』（１９９２年）。「大ファンだった」というＭａｙ　Ｊ．は、２０１９年プライベートで海外キャスト版を観劇。今回のオファーに「信じられない思い」と興奮を隠せなかった。

　本作は、主人公のレイチェル・マロンを柚希礼音、新妻聖子に、今回から新たにＭａｙ　Ｊ．が加わり、トリプルキャストで演じる。「自分が転入生みたいに入る。プレッシャーがありますよね」と不安は隠せないようだが、「稽古を重ねて、先輩方のいいところを盗んで、私らしく、私にしかできないレイチェルを演じたい」と気合を入れた。

　レイチェルを守るボディガードのフランク・ファーマー役に大谷亮平が、「まだテレビでしかみたことない存在。でもボディーガードのイメージにぴったりです。人の秘密を人に喋らなそうな、紳士的な方です」と好感。

　幼少期を振り返って、「小さいころからミュージカル大好きで、アニーが大好きでした。応募しようかと思ったんですけど、でも怖そう。合宿もママっ子だったので、離れるのが無理で挫折したんです」と温かいエピソードを明かしながら、「でも小さいころの夢。諦めたくないと思ったのが、５年前でした」と、舞台挑戦への思いも明かしていた。

　大阪公演は来年１月２１～３１日、梅田芸術劇場メインホール。東京公演は同年２月８～１９日に東京国際フォーラムホールで上演される。