藤井聡太王位「全力尽くす」30日から竜王戦第3局 心境語る
将棋の藤井聡太王位(19=叡王・棋聖を合わせ三冠)が28日、都内で行われた第62期王位戦の就位式に出席した。8月25日に挑戦者の豊島将之竜王(31)を4勝1敗で下し、タイトル初防衛から現在までの心境を語った。
黒の紋付き袴姿の藤井王位は「豊島竜王は同郷の先輩で目標としてきた方。王位戦の舞台で対戦できると楽しみにしていました」と振り返り「今期を振り返ってみると、内容的には苦しい将棋が多くて、自分自身の課題が多く見えてしまった」と反省を口にした。
就位式に同席した師匠の杉本昌隆八段は「これからもこの二人の勝負は続いていく。今後の藤井王位の活躍が楽しみでしかない」と祝辞とともに期待。30、31日に福島県いわき市で行われる竜王戦第3局へ向け、藤井王位は「豊島竜王を始め、対戦する機会から発見だったり改善すべき点あるので一つ一つ成長していければ。一局一局全力を尽くして得るものがあればと思います」と意気込んだ。