【The LDH Times】NAOTO“Wメモリアルイヤー”の信念 今に全力を尽くして先へ
EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのNAOTO(38)が、“Wメモリアルイヤー”という貴重な時を過ごしている。EXILEは9月27日にデビュー20周年に突入。三代目は10周年記念ツアーが佳境を迎え、デビュー日の11月10日には新アルバム「BEST BROTHERS/THIS IS JSB」をリリースする。俳優業では主演映画「ダンシング・マリー」が間もなく公開。今に全力を尽くして先へと進む。
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-三代目の10周年記念ツアーで感じていることは。
「去年、ツアーができなかったのが悔しくて、はがゆくて。ファンの皆さんと会って、直接自分たちが伝えたいパフォーマンスを見てもらうことが、僕らが一番大切にしている時間だと改めて実感しました。ファンの皆さんも熱量が同じくらいだと感じて。フラッグを振る手、手拍子の大きさ…言葉じゃないもので伝わってくるものがたくさんあって。10年という節目ですけど、原点回帰させられるライブになりました」
-11月10日に2in1パーケージの新アルバムをリリース。ベスト盤「BEST BROTHERS」でファン投票を実施した。
「まず自分で作った感覚で聴いてほしい。10年で初めて、ファンの皆さんにアルバム収録曲を応募して、その順位通りに入れてるので。ファンの人たちと共同作業で作った作品として愛着がわきます。歴史を網羅したアルバム。皆さんの思い出と照らし合わせて聴いてもらうのもいいですし、これを機に10年からファンをスタートしてくださる方もいたら幸せですよね」
-オリジナル盤「THIS IS JSB」については。
「10年かけてもやってこなかった曲にチャレンジしてます。R&B全開の曲だったり。好きをあまり主張し過ぎなかったからこそ、三代目が今を築けたというところもあると思うんですよ。ファンの皆さんに寄り添って、どんな物を求められてるか、すごく気にしてきたし。自分たちの好きを選んでいいというのも、10周年を迎えた三代目の強みだと思います」
-09年加入のEXILEも20周年を迎えましたが。
「三代目は自分たちで歩んできた10年で、『おめでとう』と言っていただくと、『ありがとうございます』と言えるんですけど、EXILEの20年は0から1にしたオリジナルメンバーがいて、自分が入る前から応援してくださっている人たちがいて。ファンの人の方が歴が長いって、すごく不思議。その人たちがEXILEをつなげて来てくれた。EXILEってグループや人というより、それを飛び越した思いや信念みたいなことだと、すごく感じています」
-EXILEは進化続けて、三代目は7人が不変。これからの形については。
「EXILEには20年かけて生み出してきた楽曲、エンターテインメントのスタイルがある。Jr.EXILEと呼ばれてる世代の人たちがEXILEの楽曲のトリビュートを出したりしてますが、アレも1つのEXILEの形と思っていて。形があるようでないっていうのが、EXILEになっていくのかな。逆に三代目は、絶対にこの7人で変わることはないと思っていて。ドーム以上の大きなステージを目指したり、いまだにチャレンジしたい気持ちは全員一致してます」
-コロナ禍で遅れていた主演映画「ダンシング・マリー」の公開が、来月5日に決まりましたが。
「やっと見ていただける。3年前に撮影して、その間、違う自分の映画も公開されましたが、ホントはこれが初主演。ホラー、ラブストーリー、ファンタジー、コメディー要素があって、どこかヒューマンドラマで。ごちゃついたように見えますが、見終えるとすべてが1つの世界に収まってるのが、SABU監督のマジックだと思います」
-グループでは節目を迎えましたが、ソロ活動の今後の展望は。
「この10年、常に想像以上のことが自分の身に起こっていて。目の前にあることを思いっきりやっていってたら、どんどん未来の選択肢が変わって。自分の未来のことを想像するクセが、なくなっちゃいましたね。目の前のことをやって、そしたら次の扉がパタンと開いて、ということでやっていくしかないかな。EXILE、三代目でいろいろやらしてもらってる中で、唯一やれることはそういうことですね」